ご自宅で三部経 対揚って何?

月が綺麗ですね★こんばんは。
本日は、県内寺院さまの招待により、そのお寺ご門徒さまの法事に参ってまいりました。
なんと!!
僕を含め、4ヶ寺から5人の僧侶出仕によるご法事です!
前日にお寺から、経机・太鼓・節柝(拍子木みたいなもの)・鐃鉢(シンバルみたいなものとドラみたいなやつ)を自宅に持ち込み、お仏壇前にセッティング☆
作法は、三部経の作法。お経の中で、上記の鳴り物を鳴らしたり、立ったり座ったり、華芭(紙で出来た花びら)を散らしたり。にぎやかな作法の2時間くらいかかるお勤めです。
僕は、読経前の法話と、各作法の総礼頌などの頭・節柝・鉢を担当。
ここまでにぎやかに、そして丁寧にご法事を勤められるご家庭はずいぶんと久々でした。久々でちょっと緊張。
華籠
↑これが華芭(けは:紙で出来た花びら)と華籠(けろう:華芭と経本を入れる仏具)。
 
さらに、お経の作法の中で、「対揚(たいよう)」といいうご文の作法が残っていることを知りました。
僕のにわか調べによると、「対揚」は昭和初期までの本願寺派では依用されていたようですが、どうやらそれ以降の本願寺派経本からは姿を消し、使われなくなったご文のようです。
今日のお勤めでは、阿弥陀経作法の三奉請(四奉請)・念仏につづいて、経段の前に次第取りで唱えます。ご文は「南无入大寂定 教主釈迦尊、…」出拠も気になります。今後、調べてみようと。
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↑「対揚」のご文。古い経本からコピーして今の経本に貼り付けました!
 
それにしても本日は貴重なご縁をいただき、お育てをいただきました。
 
■つづいて5/1は尊光寺の降誕会法要です。どうぞお参りくださいませ。
2018降誕会それでは、また!